Maison Margiela(メゾンマルジェラ)
問いかける服を、
日本から買う。
1988年パリ。タブーを全て破って始まったブランドが、いま世界でもっとも語られている。TABIシューズ・SS26のキーピース・海外通販での買い方まで全部まとめました。
Mytheresa — バッグ・RTWが充実。関税込みアイテム多数。会員向けセールあり。
Mytheresa で見るNet-a-Porter — 英国老舗の編集力。TABIシューズのラインナップが充実。返品も丁寧。
Net-a-Porter で見るModa Operandi — トランクショー先行予約が強み。希少アイテムを店頭前に確保。
Moda Operandi で見るファッションに「なぜ?」を問い続けたブランド
1988年、ベルギー出身のマルタン・マルジェラがパリに設立。インタビューを一切断ち、ショーのモデルに顔を隠させ、ブランドタグさえも四隅の白い糸だけにした。服を「誰かのもの」にしないための、徹底した匿名性がブランドの核にある。
2014年にジョン・ガリアーノがクリエイティブディレクターに就任し、コンセプチュアルな精神を保ちながら商業的な成功も手にした。そして2024年、グレン・マーテンスが就任。Y/Projectで培った構造的な実験性と「着られる服」への回帰というバランスで新時代を切り開いている。
日本にも直営店と公式オンラインストアはあるが、品揃えは限定的。海外通販を使えば、日本未入荷のアイテムや、日本より価格が抑えられた正規品が手に入ることが多い。
混沌と精巧さ。SS26が問いかけるもの。
2025年秋のパリ・ファッション・ウィークで発表されたSS26コレクション。テーマは「オペラの夜の混乱」。ロミリー=シュル=セーヌの子どもたちによるオーケストラが奏でる不完全なハーモニーの中、精巧さと不完全さの共存を服で表現した。
グレン・マーテンスはアントワープの学生時代、マルジェラを古着屋で買い漁って着ていたという。その原点への回帰として今季が強調したのは、「実際に着たい服」であること。コンセプトを押し付けるのではなく、着る人との対話として成立する服。
💡 上の動画はVogueなどのSS26ダイジェスト動画IDに差し替えてください。YouTubeのURLの「v=」以降の文字列をコピーして【VOGUE_SS26_VIDEO_ID】部分に貼り付けます。
Box Bag — 今季の新アイコン
SS26で初登場した新作バッグ。サーモフォーム(熱成形)されたソフトレザーにメタルトリムを組み合わせた構造で、手持ち・ショルダー・クラッチの3ウェイ対応。ボックス型の硬さとレザーの柔らかさが共存する、マルジェラらしい逆説的デザイン。
ラウンドショルダー テイラリング
今季のシルエットを定義する、鋭くなく丸く盛り上がった肩線。カットアウェイのタキシードウエストコートはブランカのスタッフが着る白衣から着想。制服性とラグジュアリーを同時に成立させる、グレン・マーテンスらしい構造への問い。
Tabi Claw — TABIの新解釈
SS26フットウェアのハイライト。透明なPlexi(有機ガラス)ヒールにTABIのトウを乗せた新構造。同時に登場したアーカイブ復刻のヒールレスパンプスと並んで、「足元の視覚的トリック」を今季のテーマに据えた。
Perspex 封入ジュエリー
2025年のオートクチュール「アルティザナル」で試みたプラスチック加工がRTWに浸透。クラスタードジュエリーをPerspex(有機ガラス)に封入した新技法で、光に当たると万華鏡のように屈折する。シルクジャケットをレインウェアに変えた同じ発想の延長線上にある。
TABIシューズ——なぜ今、これほど語られるのか
1988年の最初のショーから存在するTABIシューズ。日本の足袋(先が二股に分かれた伝統的な靴下)からインスピレーションを受けたこのデザインは、ファッション史上もっとも物議を醸した靴のひとつ。
2021年以降のリバイバルは凄まじく、バレエコアからパンクブーツまでバリエーションが一気に拡大。セレブリティへの広がりとともにメインストリームに入ったが、それはマルジェラが常に直面してきた宿命でもある——本質は、流行と距離を置きながら存在し続けることだから。
SS26では「Tabi Claw」として透明なPlexiヒールに乗ったTABIが登場し、秋冬2026(FW26)のランウェイでもTABIバレリーナやTABIスティレットが並んだ。TABIの進化はまだ続いている。
初めてのTABIはローヒールのバレリーナから
TABIには多くのバリエーションがある。最初の1足選びに迷う人が多いが、履き心地と「あの感じ」のバランスをとるなら、ローヒールのバレリーナかローカットスニーカーがおすすめ。スティレットのハイヒールは「TABIを極めたい」時に。
マルジェラを日本から買うベストショップ
KikiDuneがおすすめできる5店をまとめました。どれも正規品のみ取り扱い。ショップごとに強みが違うので、欲しいアイテムのカテゴリで使い分けるのがベスト。
| ショップ | 特徴・強み | 日本への送料 | 関税 | セール |
|---|---|---|---|---|
| FWRD → | アメリカ発。TABIシューズ・Replicaスニーカーの在庫が特に充実。年4回のセールが狙い目。 | $195以上で無料 | 別途かかる場合あり | 年4回 |
| Mytheresa → | ドイツ老舗。バッグ・RTWが充実。会員向け先行セールあり。関税込み表示のアイテム多数。 | €200以上で無料 | 関税込みアイテムあり | 年2〜3回 |
| Net-a-Porter → | 英国老舗。編集力が高く、マルジェラの厳選ラインナップが揃う。返品プロセスが丁寧で初心者にも使いやすい。 | 一定金額以上で無料 | 別途かかる場合あり | 年2回 |
| Moda Operandi → | トランクショー先行予約が強み。コレクション発表直後から予約購入できる。希少アイテムを確保したい人向け。 | 金額・地域により異なる | 別途かかる場合あり | 限定的 |
| Shopbop → | Amazon傘下で安心。日本語サポートあり・日本円決済可能。MM6ラインの品揃えが豊富。初めての海外通販に最適。 | 一定金額以上で無料 | 別途かかる場合あり | 年数回 |
💡 MytheresaはRakuten経由のリンクでないとコミッションになりません。KikiDune掲載のリンクはすべて正しく設定済みです。ここから踏んでいただくと運営の支えになります。
今チェックすべきアイテム
SS26到着分と定番ラインが現在ストアに並んでいる。画像は差し替えてください。
マルジェラをセールで買うタイミング
マルジェラは定価でも海外通販のほうが日本の定価より安い場合が多いが、セール時期はさらに狙い目。ショップごとにセールの特徴が異なるので整理しておく。
FWRDは年4回のセールを実施(1月・6月・7月・12月頃)。TABIシューズやReplicaスニーカーが20〜40%オフになることがある。セール開始直後は人気サイズから欠けるため、カートへの追加は早めに。
Mytheresaはエンドオブシーズンセールが年2〜3回。会員(EIP)向けの先行セールアクセスがあるため、購入履歴があるアカウントだと有利。マルジェラのバッグやRTWが対象になることが多い。
Net-a-Porterはシーズン終わりのセールで最大50%オフになることも。THE OUTNET(姉妹サイト)にアーカイブシーズンのマルジェラが流れることもあるため、あわせてチェックしたい。
Moda Operandiはセールよりもトランクショー先行予約が強み。セール目的よりも「このシーズンのこれが欲しい」という用途向き。
Shopbopは年数回のイベントセール(GOBIG・STYLE)でサイト全体が一斉に割引になる。コード入力式のため、事前にメルマガ登録しておくとコードが届く。MM6ラインが対象になることが多い。
現在Mytheresaでセール中のアイテムをピックアップしました。在庫がなくなり次第終了です。
私がマルジェラを買い続ける理由
最終更新:2026年5月29日Mytheresa — Box Bag・RTWが充実。関税込みアイテムも多く、届いてからの追加請求なし。
Mytheresaでマルジェラを見る
NARSとCalvin Kleinでニューヨーク本社にいた頃から、マルジェラは「ブランドの作り方」を根本から問い直すものとして気になっていた。ロゴを見せない、デザイナーを表に出さない。ファッション業界にいるとその「非常識さ」がいかに一貫しているかがよくわかる。
今パリにいて思うのは、マルジェラを着ている人は街でひと目でわかる、ということ。それはロゴのせいじゃない。TABIの先端のあの分かれ目、ジャケットのあの肩線、バッグのあの縫い目。記号でなく、構造で語るブランドだから。
SS26のグレン・マーテンスは「着たい服」を作ると言った。ガリアーノ時代のドラマティックさとは違う落ち着きがあって、個人的にはいまのマルジェラが一番「買いやすい」時期だと思っている。TABIを初めて試すなら今がチャンス。
フランス語はまだ修行中ですが、パリでのパーソナルショッピング同行も受け付けています。